海に感謝を! 二つのゴミ袋運動
 

「ビーチコーミング」とは…

     
  • ビーチコーミング ( beachcombing ) とは、砂浜などの海岸に流れ着いた漂着物を拾い集める遊びの事です。ビーチコーミングを楽しむ人の事を、ビーチコーマー ( beachcomber ) と呼んだりもします。

  • ビーチコーミングで拾い集められる漂着物の中でも、誰もが思いつくものは貝殻の類ですが、海岸には貝殻だけではなく、ウニの殻やヒトデの骨格など、とても魅力的な海の生物の遺骸が流れ着きますし、その他にも面白い形をした流木や、植物の種などを拾うことも出来ます。また、そうした自然物だけでなく、角が取れて丸くなった色とりどりのガラスの破片(ビーチグラス)なども、大変人気のある漂着物です。

  • さらに、海岸で拾ってきた美しい貝殻や流木、ビーチグラスなどを使用して作る、オリジナルのクラフト作品づくりは大変面白く、海辺で開催される「自然体験教室」などでは、定番のプログラムの一つになっています。

  • 危険物に触れないように気をつけるなど、簡単な注意さえ守れば、誰もが簡単に楽しめる遊びですから、下記のサイトや図書など参考に、気軽にビーチコーミングにチャレンジしてみましょう。
    『二つのゴミ袋』の他にもう一つ、興味のある漂着物を集めて入れておくための袋を一つ持って歩けば、ゴミ拾いとビーチコーミングを同時に行うことが出来ます。

   
「ビーチコーミング」の参考サイト/参考図書
 
参考サイト

漂着物学会

我が国ビーチコーミング界(?)の総本山のようなサイトです(笑)。
いきなり「学会員」に加入するのは気が引けるとしても(^_^;;、「”ドンブラッコ”講座」や「ビーチコーミング入門」のコンテンツは、ビーチコーミング初心者にも参考になると思います。
Let's ビーチコーミング
〜浜辺のお宝大発見!〜
三重県のNPO、「東紀州ITコミュニティ」さんが開設されているサイトです。
「ビーチコーミングって?」「出掛ける前の予備知識」「浜辺で見つかるお宝紹介」など、ビーチコーミングに関する充実した内容が、とても分かりやすく紹介されています。おススメです。

漂着物情報サイト
海辺の散歩
福岡市の三苫海岸から、海辺の情報を発信しているサイトです。漂着物情報に限らず、『「砂ぢゃわん」の作品展』などのコンテンツも大変魅力的な、素敵なサイトです。
またサイト全体が非常に美しくデザインされていて、素晴らしい海の素材なども配布されています。当『二つのゴミ袋運動』のページも、背景の素材をこちらのサイトからいただいて、制作させていただきました。
石垣島観光WEBサイト
石垣島海辺.COM
石垣島の観光紹介サイトで、「八重山諸島の漂着物」のコーナーがあります。石垣島の海岸に流れ着く様々な漂着物が紹介されているほか、「漂着物利用」には、趣味としてのクラフト作品だけではなく、八重山の民具なども紹介されていて、興味深い内容です。また「おすすめ本」も参考になると思います。
三浦-湘南ビーチコーミング名所案内 三浦湘南地区のビーチコーミング情報を提供するサイトです。
上記の『漂着物学会』の会員で、海洋地質学や海洋工学をご専門とされている筆者の方が、鎌倉周辺のビーチコーミングスポットを詳しくご紹介されています。『たまーにビーチコーミング』というブログも開設していらっしゃいます。

参考図書

ビーチコーミング学

池田等  東京書籍
2005/08
¥1,890(税込)
「ビーチコーミング学」というと、文字の多い難しそうな本を連想しますが(笑)、実際に手に取ってみると、沢山の写真一つ一つに芸術性が見出せるような、そんな素敵な本です。
神奈川県、湘南を舞台とした様々な漂着物が美しく紹介されているだけでなく、漂着のしくみの紹介(「打ち上げのメカニズム」)や、湘南で活躍するビーチコマーの皆さんを一人ひとり、紹介したページ(「湘南ビーチコーマーズ」)などもあります。
まるで絵本や写真集を見るように、楽しみながら読み進むうち、つい自分自身もビーチコーミングをしているかのような気分になりますし、読了後には誰もが海岸に出て、ビーチコーミングをしたくなること請け合いでしょう。
海辺の漂着物ハンドブック

浜口哲一  文一総合出版
2009/05
¥1,260(税込)
わずか80ページほどの薄い本ですが、内容は充実しています。様々な海辺の漂着物を豊富なカラー写真で紹介しており、実際にビーチコーミングに行った際に、「これは何かな?」と思う疑問に答えてくれるでしょう。大変役に立つ本だと思いますから、是非実際に海に出掛ける際に、ポケットの中に入れておいていただきたいですね。
また、拾って楽しい貝殻や生き物の遺骸などが紹介されているだけでなく、それ以上に様々な人工物の紹介にも力が入れられているのもすばらしいところ。ビーチコーミングを楽しみながら、漂着ゴミ問題に関する知識も得られるようになっています。
この『二つのゴミ袋運動』のサイトが開設された年に、こんなに素晴らしいビーチコーミングのガイドブックが出版されたのも、何か一つの“縁”という気がします(笑)。
BE-PAL 海遊び入門

藤原祥弘・江澤洋
小学館
2008/04
¥1,260(税込)
ビーチコーミングについて詳しく説明してあるだけでなく、磯遊びや釣り、スノーケリングなどまで、海での遊びについて幅広く紹介されています。海辺での安全管理や危険生物などについても一通りの解説がされていますから、海へ遊びに行く前に、一度目を通しておくと安心です。
気軽に読めるムック本ですが、思った以上に充実した内容です。
海の楽校
自然と遊ぼう(1)

長谷川孝一 山と溪谷社
2003/05
¥1,680(税込)
海を愛する子供たちと大人たちのために、海辺で楽しく遊び、学ぶための様々なプログラム(自然体験プログラム)を紹介している本です。ビーチコーミングについては、10ページにわたって、写真入りで紹介しています。
ビーチコーミングをはじめとする様々な海辺での遊び方に加えて、自然体験プログラムの設計方法や安全管理なども説明されており、子供も大人も、海に遊びに行く前に、一度目を通しておくと良いと思います。
海遊びの極意
(つり人最強BOOK)

西野弘章 つり人社
2008/07
¥1,575(税込)
釣り専門出版の「釣り人社」から出版されている「つり人最強BOOK」シリーズの中の一冊ですが、内容は釣りに限りません。ビーチコーミングだけでなく、生物採集からアウトドアクッキングまで、家族みんなで海辺で楽しく遊ぶためのノウハウが満載された本です。
中でも「食べる」ことを視野に入れた内容は、一般的な自然体験の本とは一線を画したものとなっています。
一般の書店には置いていないことが多いかもしれませんが、是非一度、ご覧いただきたい本です。
     

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